【Day17】
昨日は仙台市内のカプセルホテルに宿泊。伊達政宗の銅像を見に行こうと思いましたが、雨も降っているし、かなり山の上にあるとのことで、諦めました。今日は新潟まで行こうと思っています。
まずは仙山線の快速列車に乗って山形方面を目指します。仙山線もかなりの山奥を走り、今日から3月とはいえ道中は雪深くなっています。
作並駅で途中下車。作並は温泉地でもありますが、この時間に日帰り入浴をやっているところは・・・ということでパス。簡易委託駅でPOS端末を置いていますので、今日このあと使う特急券を買っておきました。郵便局の方がPOS端末を操作しますので、当然発券にはずいぶん手間取りました。悪いことをしたかなと思いつつ、しっかり作っていただき、感謝感激です。
「交流電化発祥地」の石碑を横目に1本あとの列車で山形へ。駅の売店で名物駅弁「牛肉どまん中」をこれまたJRE POINTを使ってタダで購入。お店に購入した人専用の電子レンジがあります。同い年くらいと思しき2人組が先につかっていて、お弁当を1人ずつ温めていましたが、我々はそんなことをせず、めんどくさいんで2つ一緒に温めておきました。どうでもよすぎるか。
例によって発車1分前に業連と特急券を改札で見せて飛び乗りました。乗り遅れなくてよかった。新幹線改札の駅員さんには業連を見るや否や「うお、どうしたのこれは」と聞かれ、「いやあ、列車の中に一度置いてきてしまいまして・・・」とお答えしたら笑われました。結局この方がこの旅行中で最もいい反応をいただきましたね。
米沢からは米坂線のキハ110で今泉、今泉からは代行バスに乗り換えです。ここから先は2022年に発生した土砂災害で現在長期不通となっている区間です。客層は、地元1割、マニア9割。
小国で少々の停車時間があり、休憩のためお客さんは車外に降りていきました。ここには列車は1本も来ませんが、出札は営業中。今は時間外のため買えませんでしたが、近距離券売機で最低額190円のエド券は買っておきました。絶対に廃止にならない保証はありませんから。
そして3時間近くかけて終点の坂町に到着。羽越線との接続駅です。バスにUSBポートがついていて、トランクにでかいリュックを預けることができましたので、かなり快適でした。ここからは先ほど作並で買った特急券を使って新潟まで行って終了しました。
最終日の宿泊先はというと、JR系列のホテルメッツ新潟。1回くらいは泊まってみたかったのです。2人1泊、朝食付きで12,000円くらいとこの旅行で最も高額になりました。今夜は最後の夜という言い訳が通用しますので、ぱーっといきます。へぎそば。
このときはまだ19歳でしたので、お酒は飲んでいません。夜までオンラインで麻雀をしつつ、おやすみなさい。
【Day18】
※ 日付のカウントがどこかからずれていました。今日は東京を発って18日目です。
いよいよ最終日です。今日は磐越西線で会津若松、そして只見線に5時間乗車し、浦佐から新幹線でいよいよ自宅に帰るという予定です。
まあ、磐越西線は正直惰性です。途中下車したい駅はいくつもありますが。。。
で、只見線。会津若松13:05の427Dです。覚えてしまいました。さっそく始発駅の会津若松ではボックス席の争奪戦が始まります。我々は2手にわかれて参戦。2人で挑んで1勝1敗。どちらかが1勝すればいいだけなので、成功です。
只見線沿線は豪雪地帯ではなく「超豪雪地帯」。平地はあまり雪は降っておらず、積もってもいませんが、ちょっと走るとご覧の銀世界。写真では絶対に伝わりません。
この手の長時間無停車・長距離普通列車となれば検札があることもしばしば。この日も乗客一人一人の乗車券を車掌さんが確認して回っておられました。我々が提示したのは業連。うおっと声をあげ、「これで旅行するなんてすごいなー」と感心されてしまいました。いろいろ雑談していたら、こんなものをくれました。
いい思い出になりました。只見線はまた季節を変えて、さらには車の運転免許を取得して車で沿線をめぐってみるのも面白いかもしれませんね。ものすごい労力をかけて災害から立ち直った路線ですから、ぜひまた訪れたいものです。
そして上越線で数駅乗って浦佐、浦佐からは上越新幹線とき号のグリーン車にて帰りました。株主優待割引で4割引きですので、割安です。
* * *
ここまで長らくご愛顧ありがとうございました。途中からうすうす気づいていましたが、この連載はあまりうまくいきませんでした。なんといっても旅行から3か月以上たってから記事にしていますので、いくらGoogleマップのタイムラインやiPhoneに残してある写真、友人Tが書いたnoteをたどったとしても記憶があいまいなのです。
それともうひとつ、弊ブログにおいて最も大事なことをお伝えしそびれておりました。
実際の乗車券の経路と業務連絡書です。
元々の出札補充券(紛失前に写真を撮っておいた)と、紛失後に渡された業務連絡書のモノホンです。紛失というか、以前ちらっと書きましたが、秋田から最終の東京行きこまち号に乗って盛岡で途中下車しようとしたところ、座席の網ポケットに置いてきてしまったのです。痛い目にあいました。
その後調べていただいたところ、車内で無事見つかり、私が不正乗車をして「きっぷを車内に置いてきた」と嘘の申告をしている可能性が消えたところで、秋田運輸区にて事故札として扱うと告げられ、翌日にこの業務連絡書を渡されたのでした。
「青森(奥羽線)川部(五能線)東能代(奥羽線)大曲(田沢湖線)盛岡(東北線)北上(北上線)横手(奥羽線)新庄(陸羽東線)小牛田(東北線)一ノ関(大船渡線)気仙沼(気仙沼線BRT)柳津(気仙沼線)前谷地(石巻線)石巻(仙石線)仙台(仙山線)羽前千歳(奥羽線)米沢(米坂線)坂町(羽越線)新発田(白新線)新潟(信越線)新津(磐越西線)会津若松(只見線)小出(上越線)浦佐(上越新幹線)大宮(東北線)東京(東海道線)横浜市内」という経路で、株主優待割引を適用の上を作っていただきました。以前区変改補を都内某駅で回収されてしまった苦い思い出があったので、東京までしか使いませんが、横浜市内着にしています。
経路を考えるのは非常に大変でした。行きたい場所にだって営業時間があります。いつでも行っていいわけじゃない。安宿がある街に泊まらなければならないうえに、リゾートしらかみやひなびなどに乗るためには運転日を考えないといけないからです。行程の作成と経路どりを同時進行で行ったので、なんだかんだで1か月くらいは頭をひねらせ続けていたと思います。
営業キロ1,670.7km、11,590円、10日間有効という長大な乗車券です。ただ1日あたりで割ると1,000円ちょっとですので、青春18きっぷなんかよりもずっと安いことがわかります。もっとも、我々はオフシーズンに旅行していましたが。
* * *
いろいろありましたが、この旅行はほぼすべて私が企画しました。でも友人Tは楽しんでいたようでよかったです。特にお金の話になると一緒にいてだるいこともありますが、まあまた一緒に旅行してやってもいいかなっていう感じです。