Strings Diary

自称ライトな鉄道マニアが書く日常と思い出語り。

下車前途無効の乗車券で途中下車しようとしたら@水戸

今日は愚痴です。腹が立ったので愚痴です。ネタはこちら。

見苦しくてすみません(スキャンして加工するのが面倒だった)

鹿島臨海鉄道の通過連絡運輸です。これを水戸駅の改札係に提示して「下車印をいただけますか」と申告しました。すると向こうは「下車前途無効なので途中下車できません」と言ってきました。旅客連絡運輸規則第76条によれば、会社線との接続駅では途中下車可能なことになっているのですが・・・。当該規定はインターネット上で公開されていて、「旅客連絡運輸規則」などでググると検索順位1位で表示されると思います。

常陸青柳まで行かれるんですか(行かないなら無効印で処理しようとしたと思われる)」「はい行きます。途中下車をお願いします」「下車前途無効なんで途中下車できません」・・・と数回の押し問答。らちが明かないので私が「確認してもらってもいいですか」と言ったら今度は3人がかりで「できない」と無理やり押し通されました。結局「このあとの水郡線に乗られますか」と聞かれ、乗るつもりは毛頭ないのですが、はいと言ってしまい、接続待ちでの出場として改札を出ることが認められました。心外です。

鹿島神宮での入鋏の痕跡がない理由は、鹿島神宮までの乗車券で潮来で途中下車をし、そのまま乗ってきたためです。わざわざ鹿島神宮で切った理由は、鹿島臨海鉄道の通過連絡運輸の乗車券がほしかったこと、下車前途無効の乗車券で途中下車を試したかったこと、三島からだと通過連絡運輸適用不可となりそうだったこと、などです。ヨドバシ横浜の近ツーの方にはずいぶんなお手間をおかけしましたが。

腹が立ったので入鋏も下車印も何もないこの乗車券を払い戻してやろうかとも思いましたが、鹿島臨海鉄道に悪いのでさすがにやめました。旅行業端末でクレジットカードで購入してしまい、わざわざ横浜に行かなければいけないですし。というのは冗談です。冗談と書いておかないとたたかれるかもしれない世知辛い世の中ですから。

規則を手元に準備せずにここで引き下がった私も悪かったのですが、今度機会があれば徹底抗戦しようと思います。こういうとき、うしろに並んでいる方もいますし、どうも焦ってしまって、じゃあもういいよとなってしまうんですよね・・・。

改札や出札で「旅客営業規則(その他関連規則)に書いてあるので確認していただけますか」とはなかなか言い出しにく感じています。「制度がある」というだけで旅客が押し通していいものなのかと。もちろん「制度が存在する以上仕事をしてくれ、やる気がない(上層部は駅員に周知する気がない)ならその制度を廃止しろ」という主張は理にかなっています。一方で、法や制度を前面に出しすぎるのもいかがなものかと。

例えて言うならば、一時停止標識のある場所では必ず止まらなければなりません。「止まる」というのは車を時速0.0kmにすることです。教習所で教わりましたね。しかし実際問題として、時速0.1kmくらいで妥協しているドライバーもたくさんいるわけであり、それを「はい一時停止違反、即検挙」となることはありませんよね、たぶん。

もっといいたとえがあるようにも思いますが、とはいえ、会社線との接続駅では途中下車が可能、なんてどっかの大学の世界史の入試問題みたいにニッチですよね。重箱の隅的な。