Strings Diary

自称ライトな鉄道マニアが書く日常と思い出語り。

震災の遺構をたどりながら、ジブリをみながら(!?)【日本半周'24冬#11】

【Day13】

朝早く起きてテレビで大谷翔平の試合を見ようと友人Tと話していたところ、まったくの大嘘。畳敷きの和室なので非常によく寝れるんです。起きたのは午前9時半。あほです。

行程自体には問題はありません。石巻経由で仙台に向かう、それだけだからです。205系に揺られて、仙石線では2か所で途中下車。1か所目は野蒜駅です。

野蒜駅は、津波で流されてしまいましたが、今は資料館として大切に保存されています。現在の野蒜駅から直線距離だとあまり離れていませんが、歩くと1.3kmほどあります。重い荷物を背負って行ってみました。

曲がりくねってしまった鉄のレールに、津波の衝撃でしょうか、破壊されてしまった券売機。中にはまだ砂が入ってしまっているようで、おととし3月に震度6強を観測した地震で中に入っていた砂が落ちたそうです。当時この駅にも利用者はいたはずですが、どんな想いをされたのでしょうか。自分のこと、家族のことを想ったのでしょうか。想像することができません。

昨年度、大学では「災害の社会学」という授業を履修し、今回の旅行ではどこかしらの資料館に立ち寄りたいと思っていましたので、時間を作ることができたのは正解でした。2単位分だけ授業を受けた身なのでなにも言えませんが、よく晴れた冬の空に思いをはせながら車窓を眺めると、同じ路線でもどこか違って見えるものですね。

1時間後の列車に再び乗り込んで今度は松島へ。今度は楽しい観光気分です。

観光フェリーの無料クーポンを持っていましたが、なぜか使えませんでした。使わなかったんだっけ。そこらへんは忘れましたが、とにかくフェリーに乗って海から島々を眺めてきました。

本当に島が点在しています

仙台に近づくにつれて混んでくる仙石線に揺られ、仙台では牛タンを、JRE POINTを使って2人ともタダで食べました。JR東にごちそうしてもらった形です。

それなりに厚切りでした(お店の名前失念)

今日は仙台市内のカプセルホテル「ナインアワーズ」に宿泊。去年の夏に博多で泊まって非常によかったので、今日も選んでみました。

シャワー室があるのですが、浴びていたら鼻血が止まらなくなって大変でした。年に2回くらいは風呂場で鼻血を出すのですが、よりによって今日、しかも旅行先でその日がやってくるとは思いませんでした。白いタオルが赤くなってしまいました。。。

そんなことはどうでもよく、カプセルも決してものすごく広いわけではありませんが、快適に寝られるように設計されていますし、枕元にコンセントもありますから安心です。

ninehours.co.jp

 

【Day14】

今日は仙台市内でだらだらするのみです。もはやただの日曜日的な感じ。洗濯をすませ、駅近くのTSUTAYAで「天空の城ラピュタ」と「耳をすませば」を借り、ビッグエコーで流しながら歌う。そんな感じです。

実はここのところ、2人ともムスカ大佐にドはまりしておりまして、ことあるごとに「素晴らしいぃぃ」とか「くそぉ、煙幕かっ」とか、列車に乗っていてちょっと停車時間があれば「〇分間待ってやる」とか。まじでくだらない会話をしておりましたので、いっそ映画をみて、復習しようと考えたのです。

結果いい"休暇"になりまして、明日からもそこそこ気合を入れて旅程を進めていくことができそうです。

こんなサイトを見つけました。お使いのデバイスの環境によっては文字化け(?)しているかもしれませんが、「ムスカ全セリフ集」というサイトです。

keiba-com.la.coocan.jp

 

p.s.

本年3月、ムスカ大佐役で声優をやられた、寺田農さんが亡くなられました。名台詞の数々をありがとうございました。謹んでお悔やみ申し上げます。