Strings Diary

自称ライトな鉄道マニアが書く日常と思い出語り。

料補でサンライズに乗ることになりました

サンライズ瀬戸ノビノビ座席を「東京→姫路」で利用しようと思ってe5489をぽちぽちしていましたが、個室寝台や出雲号も含めすべて満席。そして「東京→高松」で再度検索をかけると空席が△でしたので、さては発売制限をかけているな?と察しました。

出札に掛け合ったら買えるかもしれないと思って移転直前の渋谷駅西口の出札に行きましたが、結果は同じ。「東京→姫路」は発売制限のため発券不可と告げられ、仕方ないので一旦「東京→高松」で買っておきました。あとで姫路までに変更すればいいと思ったからです。

もとのきっぷ。雑な切り抜きですみません。

ところが個室寝台とは違い、ノビノビ座席は普通車指定席の扱いですので、私が姫路までしか予約を入れなければ、姫路から別の人がさっきまで私の体が横たわっていた場所に寝ることだってできます。よって「高松に行きたいけれども出雲のシングルしかとれなかった。仕方がないから岡山で空いた瀬戸号のノビノビ座席に乗り継いで高松まで行く」という芸当も可能ではあります。そのような人にご迷惑になってしまうので、実際の乗車区間通りの「東京→姫路」に変更する必要があった、というわけなのです。

そして乗車日が近づき、発売制限も解除されただろうも思って「東京→姫路」に変更するべく再度出札へ。ところが。

マルス端末では席を保持したまま区間を短縮することができないようなのです。一旦空席に戻してから再度同じ席を取り直すという操作しかできないようで、それだと一瞬の隙に席を取られてしまうかもしれません。

まあ私としては取られたとしてもキャンセルを拾える謎の自信がありますので構わないといえば構わないのですが、永遠にe5489をぽちぽちし続けるのはとんでもない手間なのでできれば避けたい。

で、出札さんも頭をひねった結果、マルス指令に電話をかけ、未乗区間の「姫路→高松」を空席に戻し、最後は料金専用補充券を書くという結論に至りました。

発行場所は都内の直営駅です。簡易委託で指定席を扱っている駅より入手難度は高いように思いますが、今回のような取り扱いをすれば必ず料補かというとそれはわかりませんので同じようなことをされる際はお気を付けください。

空いている瞬間を狙って出札を訪れ、しかもマルス端末でさくっとできるだろうと思っていましたがとんだ誤算だったようです。結局1時間以上かかってしまいました。料金は変わりませんが、元の「東京→高松」3,860円を全額払い戻し、再度同じ額で購入しました。

こういうときって、マルス端末がどうのとか、補充券がどうのとかをあえて言わず、あんまりマニア感を出しすぎないようにしています。マニアを忌み嫌う方もいますから、警戒されて「区間を短くすることはできない。車掌に申し出てくれ」と言われて取り扱いを渋られてしまっては面倒だからです。私も出札さんも面倒で、並んでいる人も「またマニアの野郎が」と思ってしまって誰もハッピーにならないので、そこは素人のふりをして気を付けています。

また今回の出札さんはかなり快く対応してくださいましたが、実乗区間のきっぷを買うのが大原則という"正義"を盾に、(料補での対応になると知っていながら)面倒な手続きを要求する悪質なマニアとも捉えられかねないな、とあとで思いました。

 

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サンライズは都合3度目の乗車、ノビノビ座席は初めてです。姫路に5時25分に着きますが、深夜帯につき到着前の放送は岡山までありません。寝過ごしのリスクが非常に高いのですが、シャワーを浴びるべくドア扱いの時刻にホームに上がって列に並びました。ところが。私の2人前で売り切れ。念のため出雲号のシャワーカードも見に行きましたが当然にして売り切れ。今夜のシャワーはなしです。

若い女性2人組や外国人観光客もお乗りでした。

料補でサンライズに乗るという私のちょっとした夢がはからずも叶ってしまいました。