Strings Diary

自称ライトな鉄道マニアが書く日常と思い出語り。

彼女にふられて悲しくなってひとり出かける中学生【きっぷで思い出語り#7】

中学3年生だった私は、好きだった人に告白して、はじめて彼女ができました。しばらく付き合ったものの、あっさりふられてしまいました。

それでも好きだったので絶望し、さらにいろいろあって部活もなんだか嫌になってきた頃合いでした。虚無感に襲われた私はひとり横浜駅へ。行先を迷った挙句、なぜかMVで乗車券を買って小田原に行きました。昔住んでいた戸塚を過ぎ、茅ケ崎も過ぎ、相模川を渡っているあたりで急に「なにやってんだオレ」という謎の感情に襲われました。今でしたら小田原くらいちょちょいのちょい、お茶の子さいさい朝飯前なのですが、当時はそうもいきません。

 

帰りはなぜか出札でグリーン券を出してもらって、記憶にある中でははじめてグリーン車に乗りました。横浜に近づくにつれてかなり混んできたような気がします。

両親曰く、かつて戸塚に住んでいたときに乗せてもらったらしいのですが、私の記憶にはありません。

これが私がひとりでふらふら出かけるようになった最初の最初です。このときから私の生活圏が格段に広くなりました。なにせ親には彼女ができたことも、振られたことも、こんなにふらふら出かけていることも、いまだになにも言っていませんので、今輸送障害が発生したらどうしようかと本気で考えていました。それもあって相当疲れたのを覚えています。

 

きっぷで思い出語りの連載。一応は意識しているはずなのですが、時系列がかなりバラバラです。保存してあるマルス券コレクションはすべてスキャンしてファイル名もきちんとつけて整理していて、記事にできそうなものから順番に書いているつもりではあるのですが、うーーんという感じです。