Strings Diary

自称ライトな鉄道マニアが書く日常と思い出語り。

津軽鉄道名物ストーブ列車とリゾートしらかみボックス席の旅【日本半周'24冬#8】

旅もついに後半戦。出補片手に旅程を進めてまいります。

 

【Day10】

弘前から五能線普通列車に乗って五所川原で途中下車。これぞ津軽の駅という感じで、雰囲気はばっちりです。出札が数年前に閉まってしまったのが残念です。

津軽五所川原駅には推進運転で入線してきました

今回はたまたま往復ともにストーブ列車にあたりました。この日は牽引機の調子が悪いとか何とかいって、一般のディーゼル車が牽引。往路はその一般車に乗り、復路でストーブ列車に乗ることにします。津軽鉄道津軽五所川原駅には戦前製の除雪車や客車などがずらり。さびにさび、もはや博物館級です。

ストーブ列車はご覧の混雑。観光バスでいらした方とぶつかったようです。他方一般車はがらがらでした。

発車する際、一般車「走れメロス」号のパワーが足りないのか、エンジン音はかなりするのにもかかわらず、加速は相当ゆっくりでした。乗ること30分、金木駅で下車。

金木以南の津軽鉄道タブレット閉塞となり、交換をやっていました。駅にはタブレット閉塞機があり、帰りのストーブ列車のきっぷを買うついでに一声かけて写真を撮らせていただきました。

で、斜陽館に行ってみようということで、駅から歩きましたが、途中にも太宰治ゆかりの建物がいくつもあり、油を売りながらということになりました。

内部は充実していて、折り返しの時間は1時間半ほどを見込んでいましたが、足りないくらいでした。

このあたりはぎゅっとまとまっていて、鉄道で軽く観光するのにおすすめです。

www.city.goshogawara.lg.jp

金木から五所川原まではふたたび津軽鉄道に乗車。今度はストーブ列車です。この車オハフ33もまたとんでもなく古く、Wikipedia曰く昭和23年製。

車内では石炭ストーブでするめを焼いていただきました。北陸トンネルの事故以来、鉄道の中で火を使うのは基本的にはダメなはずですが、そこらへんの安全管理は徹底しているのでしょうね。

このするめが硬いのなんの。かみすぎてこめかみが痛くなりましたが、焼き立ての味は抜群でした。

五所川原からは臨時快速リゾートしらかみ4号に乗車。キハ48を改造したぶな編成のボックス席を楽しみたいと思います。ボックス席に乗ったからにはフルフラットにして"C寝台"にしたくなるものです。ところが。

わかりにくいですが、画面右側の席は機構が壊れていて、左側しかフルフラットにすることができませんでした。一緒にいる友人Tはこのフルフラットに特段の思い入れがないようで、あっさり譲ってくれました。やっぱりここに寝っ転がってでかい窓越しに流れる景色を眺めるのはいいものです。

千畳敷駅で15分ほどの停車。料金券の途中下車は認められていませんが、便宜的な一時出場という位置づけ、なんでしょうか。私ももちろん降りました。

日もすっかり落ち、19時ごろ終点の秋田に到着。ここから東京行き最終のこまち号で盛岡へ、この日は盛岡の快活CLUBで一泊・・・なのですが、このとき出補をこのこまち号の車内に忘れてきてしまうという大失態を犯しましたが、詳しい顛末はまた次回。

 

***

p.s.

画像が重かったでしょうか。軽くするのがめんどくさかったのでそのままにしました。失礼しました。