Strings Diary

自称ライトな鉄道マニアが書く日常と思い出語り。

「鉄社復学割」と旅行業端末の経路数の上限

ずいぶん久しぶりの更新です。

 

私の通う大学では11月1日から3日まで学園祭に伴い授業はすべて休業となります。これは毎年恒例で、大学に友だちもいなければサークルにも入っていない私は大学に1秒たりとも用事がありません。ということで"勝手秋休み"ととらえてさっさと東京から飛び出すことにしているのです。

 

昨年はさがバルーンフェスタに行きましたが、来たる2026年3月をもって往復割引も廃止されるということで、この文化祭シーズンをまたとないチャンスととらえて「鉄社復学割」の乗車券を使って旅行をしようと計画したわけです。

 

きっぷが好きな私はどこかの旅行屋さんで120mm券で発券してやろうと思い、経路を考え始めました。

まずは廃止が決定または見込まれている路線を2つ思い浮かべました。久留里線久留里以東と津軽線蟹田以北です。JR区間で片道600km以上必要なので、区間の両端は上総亀山と三厩に決定。

JR区間での片道600km以上で、連絡運輸と学割の設定がある私鉄線をからめ、かといって予算に上限もあるので距離をべらぼうに伸ばすこともできず、85mm券でもなければ経路数オーバーにするわけにもいかない。さらに今回は長距離の割に大学の授業があるので4泊5日が限界であり、本数が少なく時間がかかる路線に乗っている余裕がない、という制約まであるのです。さらにどこかで秋の臨時列車にも乗りたい。かといって復路のみ区間変更なんてしている余裕もない。要は旅程と乗車券の経路が互いに影響し合っているのです。ひねりだした経路がこちら。

 

「上総亀山(久留里線)木更津(内房線蘇我外房線)千葉(総武線西船橋武蔵野線武蔵浦和埼京線)大宮(新幹線)福島(奥羽線)羽前千歳(仙山線)仙台(新幹線)盛岡(IGRいわて銀河鉄道)目時(青い森鉄道)青森(津軽線三厩

 

金券ショップで買ってきたJTBの旅行券26,000円分を携えて神奈川県内の某JTB店舗に向かったところ、経路数オーバーだと言われました。理由をよく聞くと、JTBが使うシステムでは経路数の数え方が通常と異なる。1上総亀山 2久留里線 3木更津 4内房線 5蘇我・・・のように数える。上限は16のためこの経路は発券できません」と言われました。

 

んなわけあるかいと思って別の日に東京都内の某店舗に行ったところ、少々別の答えが返ってきました。「経路数の上限は16。上記の経路ではオーバーとなってしまうが、新幹線経由ではなく在来線経由にすることで経路数を抑えることができるので発券できる可能性がある」とのことで試していただいたところ、発券できました。数えたところ・・・

1久留里線 2内房線 3外房線 4総武線 5武蔵野線 6埼京線 7東北線 8奥羽線 9仙山線 10東北線 11盛岡 12IGRいわて銀河鉄道 13目時 14青い森鉄道 15青森 16津軽線

たしかに16ぴったり。私は気にしませんが、券面に印字される経由はあふれています。手書きで追記するのが正当なのでしょうが、JTBで手書きの追記をしてもらったことはありません。

「120mm券 + 鉄社復学割 + 商制」

とここで最初に登場した神奈川県内の某JTBの発言を思い返してみると、新幹線や社線に関してはたしかに前後の駅が経路数に含まれるのですが、一般の在来線の前後の駅は含まれません。そこを見落としていたのでしょうね。

 

使いもしないきっぷを買うのは私の流儀に反します。MVに入場券口座が登場しても買い集めない理由もそこにあります。指定席をとって乗らないいわゆる「ドロントシート」なんてもってのほか。というわけで、おそらく私にとっては最初で最後となる「鉄社復学割の旅」、いってまいります。

猊鼻渓厳美渓、平泉や花巻。岩手県は魅力いっぱいです。

改札で他経路乗車を請求したら断られた

2025年2月、列島を数年に1度クラスの寒波が襲い、JR各線も大打撃を受けました。その影響を真正面から食らうこととなり、改札で他経路乗車を請求したのでした。ところが・・・

※ JR側の発言を青字としてあります。

1,原券と私の旅程

詳しく説明いたします。

まず原券をご覧ください。

いつも通り雑な切り抜き。

「都区内(東北線)大宮(高崎線)高崎(上越線)六日町(ほくほく線十日町飯山線越後川口上越線)宮内(信越線)新潟(白新線新発田羽越線)秋田(奥羽線)青森」

もともと、私は浦和から特急草津・四万1号に1つ年下のいとこと乗車して草津温泉へ。1泊してから上越線で新潟方面へ北上していく予定でした。「渋川〜長野原草津口」の乗車券は別途購入しております。つまり原券を上越線吾妻線の接続駅・渋川まで使用した状態で2日目を迎えるということになったのでした。

2,輸送障害発生

ところが翌朝、JR東日本アプリやHPを確認したところ、大雪のため水上以北の上越線が運休、そして飯山線に至っては終日運休とのこと。そこで他経路乗車という手段が思い浮かんだわけです。そして渋川駅改札で申告しました。

駅員のごとく、自動改札にひっかかるお年を召された方々のフォローをしながら30分ほど待ち、帰ってきた返事はこうでした。

「原券の『高崎(上越線)六日町(ほくほく線十日町飯山線越後川口上越線)宮内(信越線)長岡』を不乗区間として券面に証明し、『高崎(新幹線)長岡』の分だけ新たに買いなおしていただく」。

 

そしてきっぷがこちら。

この時点で頭に?の文字。

3,私の想定

私の想定としては、他経路乗車ですので、

- 原券「都区内(東北線)大宮(高崎線)高崎(上越線六日町(ほくほく線十日町飯山線越後川口上越線)宮内信越線)新潟(白新線新発田羽越線)秋田(奥羽線)青森」:¥7,000

と、

- 変更後の券「都区内(東北線)大宮(高崎線)高崎(上越線六日町(上越線)宮内信越線)新潟(白新線新発田羽越線)秋田(奥羽線)青森」:¥6,600

とを比較し、差額分400円を返金するという算段でした。使用/旅行開始後の区間変更の場合ですと「不足額収受&過剰額の払い戻しなし」ですが、他経路乗車の場合は逆で、「不足額無収受&過剰額払い戻し」となります。

今回の私のケースですと、新幹線特急券は自分で買わなければなりません。

4,実際の取扱い

渋川の改札さんに、「不乗区間の払い戻しと新規購入分は両方株主優待割引が適用となるのか、両方ならないのか」と尋ねたところ、直ちに返答はできないとのことで、高崎行きの列車も限られているのでひとまず高崎駅の新幹線改札横の出札に出向くよう指示を受け、そこで回答を仰ぐように言われました。引継ぎは済ませてあるとのこと。そして高崎まで無賃で戻らせてもらい、言われた通りに赴きました。

 

すると、「不乗区間として扱う『高崎(上越線)六日町(ほくほく線十日町飯山線越後川口上越線)宮内(信越線)長岡』は4割引の運賃を払い戻し、新たに購入していただく『高崎(新幹線)長岡』の乗車券は無割引になります。そのうえで、株主優待券をもう1度使えるように復位します」とのこと。

・・・はい!?!?わけわからん。

この説明ですと、払い戻し額は1,980円、新規購入券は3,080円となり、少なくともこの差額1,100円は私が損をしていることになります。4割引後の値段しか返さないのに無割引の運賃を払えと言ってきたのです。

これは後日改めて問い合わせ窓口に確認したところ、やはり返金は4割引の金額とのことでした。

これでは話が違います。もともと400円の返金で済む話が、逆に私が1,100円払わないといけないというのです。

株主優待券の復位でお茶を濁されたような雰囲気がありますが、どうも納得いきません。

5,問い合わせてみた

以上のことをJR東の問い合わせフォームで詳細にお伝えしたところ、私の申告はすべて認められ、払い戻し対象となる乗車券2枚を渋川駅に着払いでお送りしました。

余談ですが、薄い封筒(長形3号というやつでしょうか)にきっぷを入れて「簡易書留の着払いでお願いします」と郵便局で申し出たところ「この手紙のたぐいのものは着払いというものがないんですよ」と言われました。へーそうなんだと思いつつ、郵便代は私が払うわけではありませんので、その他の方法で最安と思われるゆうパックを勧められました。

そして数日後、私の要求通り、新たに購入した「高崎~長岡」の無割引の乗車券と本来の払い戻し額400円を合わせた3,480円を現金書留にて自宅に送ってもらいました。

テンプレート感のある詫びの一筆が入っていました。

「不乗区間を払い戻して新たに買いなおす」というのは別途旅行にあたり、規則上は誤った扱いではないとはいえ、旅客が余計にお金を払うことになる案内をするなんて・・・と思ってしまいました。

JRから現金書留の封筒を受け取る、なんていうことが以前にもありましたな・・・。

 

strings-travel.hatenablog.com

【実例集】一葉券を使用開始後に分割してみる

15:00まで大学の期末試験の勉強をしてから赤羽で飲み始め、酔った勢いでこんなきっぷを購入。別に面白いことはありません。

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これは無割引の乗車券と特急券を同時に購入する場合に、乗車券と特急券が1枚になるというもので、俗に「一葉券」と呼ばれます。2枚にわける必要がありませんからね。

熱海~東京ですと100kmを微妙に超え、新幹線経由ゆえに大都市近郊区間を外れるため、乗車券部分に関しては途中下車ができるようになります。券面に「2日間有効」と「当日限り有効」が混ざっていて、多少鉄道に詳しくないとどっちやねんと思ってしまう?のではないかと思います。というか途中下車を想定していないのでしょうから、どのみち関係ないのでしょうね・・・。

 

熱海~東京で新幹線に乗る、のではありません。実際に藤沢で途中下車しました。改札補充券案件?かと思って有人改札で尋ねたところ、自動改札を通って出札に行けと指示を受け、閉店時間間近の出札に駆け込みました。

で、「このきっぷの特急券部分に関して、乗車変更の扱いをお願いします」と申告しました。すると出札さんはしばらく考え込んで奥に引っ込んでいきました。15分ほど待って帰ってきた返事は以下のよう。

① まず乗車券と特急券をわけるため、一旦全額払い戻す。

② 乗車券と特急券をわけて発券して再度購入。

特急券を乗車変更。

④ 乗車券「熱海→山手線内」は改札で入鋏して手渡す。ただし藤沢駅で再入場する場合自動改札を通ることはできない(磁気的には藤沢入場の状態)ため、有人改札を通るように。

 

そして出てきたきっぷがこちら。

規則はともかく実用面ではこの扱いでいいと思いました。丁寧に対応してくださった藤沢駅の出札さんには感謝です。使用開始後の乗車券を払い戻していますが、さてどういうわけなのでしょう。誤購入扱いとしたのでしょうか。

 

余談ですが、上記の乗車券、鶴見と武蔵小杉で途中下車しています。鶴見までは順当に来れると思いますが、問題はその先です。なぜ武蔵小杉?どう行くのか?

正解は、「京浜東北線で横浜まで戻って横須賀線に乗る」です。つまり横浜駅を合法的に2度通ることができる、というか通らざるをえないのです。もちろん2度目の横浜駅では途中下車ができませんけれど。

もっと余談ですが、羽沢横浜国大から鶴見まで行くのはどうするかというと、武蔵小杉と横浜を経由していくことになり、このケースだと鶴見駅を2度通過して3度目にしてようやく降り立つことができるという有様です。ばからしいことこの上ありませんが、物理的にホームがありませんので仕方ないのです。

これは、横須賀線品鶴線)が書類上は鶴見から分岐していることになっているためで、横須賀線鶴見駅に停車しません(そもそもホームがない)ので、横浜駅まで戻らざるを得ないということなのです。不正乗車感満載です。

でさらに、鶴見・品川間は経路特定区間に指定されているので、東海道本線経由(もちろん新幹線経由含む)で横須賀線を通ることができ、途中下車もできてしまうのです。東海道新幹線東海道本線が別線扱いになることで、今後はこういった小技をきかせることもできなくなってしまいますね。

 

余談が長すぎな記事になってしまいましたが、この辺で。

【簡単に儲かる】金券ショップとJTB旅行券を使った錬金術

マルチ商法の勧誘、ではありません。金券ショップでJTB旅行券を購入して、その旅行券できっぷを買うことで、なんと手元にあるお金が増えてしまうというお話です。悪いことはしません。

 

 

いろいろ前提があります。

まずJTB旅行券「NICE TRIP」とは。JTBで旅行に使える商品券のようなものです。近畿日本ツーリストなども各社独自の旅行券を販売しています*1。これを金券ショップに持ち込むと、額面より安い価格で買い取ってくれ、それを額面より安い価格で売ってくれるのです。

 

こいつの発売が終了するなんて・・・
今後どうやってきっぷを買えというのか・・・(大げさ)

JTBの旅行券はおつりも出してくれるので現金と同じ感覚で使うことができる一方、おつりは1,000円単位は旅行券で、1,000円未満の端数は現金となるという特色があります。これを逆手にとるのです。

 

ここでは、額面2,000円分の旅行券を96%の価格、すなわち¥1,920で購入し、片道乗車券「旭川→白滝」(¥1,050)を片道乗車券「天王寺新今宮」(¥70)に変更するケースを考えます。いずれも小児運賃です。

①  片道乗車券「旭川→白滝」(¥1,050)を購入するとき、おつりは

¥2,000 - 乗車券の価格¥1,050 = ¥950

ですが、額面¥2,000の旅行券に対して¥1,920しか払っていませんので、¥1,050のきっぷを買うのにかかった金額は

¥1,920 - おつり¥950 = ¥970 (A)

となります。

②  片道乗車券「旭川→白滝」(¥1,050)を片道乗車券「天王寺新今宮」(¥70)に乗車変更すると、差額¥980 (B) を現金で返してくれます。

③ AとBを比べてみてください。私の財布から出ていった実際の金額はAの¥970ですが、②では¥980の返金を受けています。B-Aで差し引き¥10儲かるわけです。

 

・・・どうでしょうか。なんか騙されているような気がしてきます。が、騙されてはいないのです。ミソは原券を¥1,001以上¥1,070未満とすることです。②で乗車変更したときの返金額が¥1,000を超えてしまい、旅行券での返金となるのを防ぐためです。

この10円はいったい誰が負担しているのでしょうか。JTBが負担している、のではありません。旅行券を金券ショップに額面より安値で売った人だと考えられます。売値と額面の金額との差が巡り巡って私のもとにやってくる、というわけなのです。ということは。

金券ショップなんかに売らなければいいじゃんという結論に達するわけです。手元に2,000円分の旅行券がある場合、①②と手順を踏めば、

おつり¥950 + 返金額¥980 = ¥1,930

この金額の現金が手元に入ってくることになります。金券ショップ店頭に貼られている買い取り額のポスターを参照するに、JTB旅行券ですと90~93%程度での買い取りとなるようなので、圧倒的にお得です。

あまりおすすめする行為ではありませんが、一応可能と言えば可能ですね、というレベルのくだらないお話でした。

ひさびさの更新がこんなクソ記事でいいのか・・・。いや、次回は噛み応えのある記事が出来上がりそうな予感がしています。

*1:2025年3月末で両者とも販売を終了するそうです

きっぷが語る私の2024年

はやいもので2024年ももうすぐ終わろうとしています。私がnoteに初めて記事を出したのが2023年3月、ここはてなブログに初めて記事を出したのが今年2月でした。

 

それからというもの、私はますます鉄道というものにハマり、全国津々浦々いろんなところに行きました。訪れていない都道府県は沖縄県のみとなりました。今日はアドベントカレンダー的に、私の旅人としての1年をきっぷとともに振り返ってみようと思います。

 

 

 

1,日立(1/7)

新年最初の旅行は茨城県の日立でした。毎度おなじみ友人Tが常磐線日立駅にある、海に近いカフェに行ってみたいと言い出したのと、E2系のグリーンに乗りたいと言い出し、ほいほいついていったのでした。

2,特急ふじさん(1/12)

特にコメントはありません。今思えば駅から歩いてすぐのところにあるさわやかハンバーグでも食べてくりゃよかったな。御殿場までただ往復するなんてつまらないことこの上ありません。なにやってんでしょう、このころの私。

3,季節臨詰め合わせ

このころはいかにして大回り乗車に季節臨を詰め込むかということに頭をひねらせていました。時刻表と季節臨のプレスと頭の勝負です。パズル感覚で行程を組んでいましたね。

指定席券をMVに突っ込むと乗変や座席の変更ができることにきづいてやってみたときでした。

いまや秋葉原停車の特急はなくなってしまいました。255系での運転でした。
4,長野(1/19)

小海線の臨時列車HIGH RAIL号にでも乗ろうと思い、神宮で六大学野球を見たあとに新幹線に飛び乗って佐久平に向かった、ような気がします。ただ、面倒になったのか小海線に乗るのをやめてしまい、長野経由に変更したのでした。

乗車券がないのは、私が佐久平区間変更を申し出て、実際に作ってもらった改札補充券を着駅で回収されてしまったためです。以来、手前の駅で途中下車して確実に持って帰るようになりました。区変改補は再履修しなければ。

今は亡き乗継割引。独特の存在感が好みでした。
5,特急「185」(1/28)

海側の席はさすがに埋まっていたような気がしますが当日でも窓側であれば確保できました。

6,サフィール踊り子グリーン個室(2/1)

1人で乗ろうと思ってきっぷを買い、友人TにLINEで見せびらかしたところ乗ると言い出し、2人に乗変。このとき友人Tが書いたnoteの記事は記事公開日時点でトップのPV数&スキをたたき出しています。

「私、東大生ですよ」的な涼しい顔して東大生協に潜入してみました。

note.com

 

7,安房小湊(2/8)

日蓮上人誕生の地、誕生寺のある安房小湊に行ってみました。鯛の浦の遊覧船はお休みでしたが、小説『こころ』の「先生」と「K」の会話を思い浮かべながら歩いていました。

8,雪のおいこっと(2/12)

JR東の「のってたのしい列車」を制覇しようと思い、乗ってきました。JR東日本信濃川発電所不正取水事件を受けて運行を開始した「おいこっと」号。あまり名誉ある走りではありませんが、お気楽な部外者鉄道マニアとして末永い活躍を祈りたいところです。

乗車券は2/8分とくっつけました。トータルでは安くなるからです。
9,北海道&東日本旅行(2/14~3/2)

今年のビッグイベントその1です。朝羽田空港から函館空港まで飛行機で行き、そこからスタート。森のいかめしを食べたり「SL冬の湿原号」に乗ってタンチョウヅルをみたり。本州に入ってからはリゾートしらかみにのったり、ひなびに乗ったり。まあいろいろ行きました。

オホーツクは増結の5両編成でした。

note.com

出補を秋田発東京行き最終のこまち48号の車内に置いたまま盛岡で降りてしまい、大変な目に遭いました。現物は車内捜索で見つかり、以降はコピーを業務連絡書とホチキス止めして使いました。

10,サンライズ→関西など(3/3)

3週間の北海道&東日本旅行から帰ってきたその日の夜、サンライズ瀬戸のシングルデラックスの空席を拾うことに成功し、乗ってしまいました。琴平延長運転の日でしたが、高松で降り、マリンライナーで直ちに本州に引き返したあとは津山の鉄道博物館に行きました。

今は亡き「乗継請求」。弊ブログでは再掲です。
11,キュンパス(3/12)

JR東が3月の一部期間の平日限定で発売していた「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥(※)早割パス」を使って新潟へ。2週間前まで発売とかいうクセモノだった気がします。連絡運輸の存在する一部三セク含むJR東全線乗り放題 + 指定2回交付つきで1万円ぽっきり。

新幹線の指のみってなかなか手に入らない気がする。って印字がかっすかすじゃねえか。

(※)環境依存ご容赦。黒いハートです。

12,ビューコースター風っこ(4/20)

この日は仙山線で風っこの運転があるというので、最新型のE8系つばさ号に乗っていきました。山形では入換でED75が目の前に。ラッキーでした。それにしても仙山線にキハ48が耐えられないからED75牽引にするなんてずいぶん手間のかかることをするものです。

風っこはきっぷだけ取って乗らないといういわゆる「ドロントシート」が目立ちました。
13,名古屋(4/30)

大学の友人にある日突然「名古屋1泊してモーニング食べて朝の新幹線で大学に行くっていう旅行がしたい」と言われ、即快諾。きっぷを仕込みました。

14,SL高崎駅140年水上(5/3)

こちらもドロントシートが目立ちました。

通路を挟んで隣のボックスには明らかに鉄道マニアではないカップルが座り、そこに相席したのがゴリゴリの鉄道ヲタク(マニアではない)。何やら独り言をぶつぶつ言うタイプの方で、カップルは車掌に相談して席を移るありさまでした。運が悪かった、どんまいとしか言えません。

GWの多客期につき立席特急券が発動。たちせき?りっせき?
15,あいづSATONO(5/6)

グリーンにしました。が、ボックスのグリーンと通常のリクライニングシートの普通車。どっちがいいかは人それぞれなように思います。

会津若松からは今や非常に珍しくなった4線連絡の乗車券で東京まで帰りました。学割など割引をつけると出札補充券での発行となるようですが、無割引だと企画乗車券のような形で発行されます。

着駅で回収されることを恐れて北千住で途中下車して持ち帰ろうと思いました。で、北千住の改札で下車印を申告すると、見当たらなかったようで、「無効印でいいですか??」と聞かれました。無効印でいいわけありません。

北千住の改札では下車印が見つからず、駅名小印になりました。

12~14を全部まとめた乗車券を友人に見せたらドン引きされました。

我ながらよくひねったもんです。
16,HIGH RAIL(5/11)

リベンジです。

ボックス席を指名買い。
17,ばんえつ物語(5/18)

1人がけのグリーンが2席取れてしまいましたので、いとこを誘って一緒に行きました。宇都宮で「長岡→大宮」を普通車からグリーン車に変更。値段が上がりますので、差額をクレジットカードで決済するためには、一旦全額戻してから新たに決済という流れになりますので、出札さん的には面倒なんだと思います。「乗変」のゴム印を押す顔がすんげえ嫌そうでした。

5/14に三島に行ったことになっていますが、何しにいったのかまったく記憶なし。
18,週末パスで海里 & Shu*Kura(5/25-26)

1泊2日で友人Tと行ってきました。コメントは特になし。

週末パスの発行は毎度おなじみ高島屋JTB
19,リゾートビューふるさと & ナイトビュー姨捨(6/1)

両列車が両方運転される日を選んでいきました。車内販売のアテンダントさんは同じ方で、2度遭遇することになりました。「あれ、あいつさっきもいたよな」状態です。

姨捨」の印字を回収。

ついでに神城駅のPOS端末も履修。この駅は出札業務のみ観光協会に委託されていて、改札はありませんので無人駅の扱いですので、下車する際は先頭の運転士のいるドアからでないといけません。ところがどっこい。

これから山登りをしようという人たちでごった返してしまい、列のうしろの方の人に「(きっぷは)改札じゃだめなの?」と聞かれました。鉄道マニアの私は即座に「無人駅なので運転士さんにきっぷを見せる必要があるんですよ」と答えておきました。ところがですよ。

この駅は出札業務のみ観光協会に委託されていますので、駅舎に人はいるわけです。「無人駅じゃねえじゃん!」となってそうだなあと容易に想像がつきますね。

POSの往復券を回収。
20,あやめ祭り(6/8)

水郷・潮来で行われたあやめ祭りに行ってきました。特急「あやめ祭り」号の指定券は、上記の神城駅で購入。「錦」の字が誤っていることにはもちろん目をつぶります。料補って着時刻が書いていないのが不便だと思っています。

21,夜行列車3連泊(7/4~6)

サンライズ瀬戸ノビノビ座席 → ② WEST EXPRESS銀河クシェット上段 → ③ 谷川岳山開きの三段仕込み。3泊目が最もきつかったです。午前3時過ぎに土合駅に強制下車ですから。

サンライズはまさかの料補。

もちろん乗車券も一筋縄ではいきません。「大阪駅下車代@姫路」などをヒントにどのように乗車したのか想像してみてください。ちなみに伊勢市→名古屋は近鉄特急ひのとりの和風個室に乗車しています。

ひとひねりするとお安く買えるのです。
22,越乃Shu*Kura(7/27)

乗車券紛失。どうしたのかまったく覚えていません。

23,広島など(7/30)

カープファンの友人Tがどうしてもマツダスタジアムで試合を観戦したいというのでついていきました。酷暑でしたが、のどをアルコール消毒しながら楽しくDeNA戦を観戦しました。

 

翌日やくも号の2人用コンパートメント席に乗車し、特急券も手元にあるのですが、スキャンするのがだるいので載せません。米子まで乗って境港に寄ってから松江に行き、松江からサンライズで帰ってきました。

24,アルプス(8/9)

23:00まで都内の飲食店でアルバイトののち、これまた友人Tと新宿駅で合流して乗車。結局信濃大町まで下車してアルペンルートを富山側に通り抜けることにしました。乗車券類は実際に使うものしか買わない主義の私としては、「信濃大町→白馬」でさえ放棄するのが惜しいのですが、これくらいは大目に見てくれます・・・よね???

JTBにお世話になりっぱなしです。

本当は大阪まで行ってサンライズで帰ろうと思っていましたが、南海トラフ巨大地震臨時情報発令により1週間程度運休になってしまったので、仕方なく京都から新幹線で帰宅しました。

25,北海道(9/2~16)

控えめにいって最高の旅行になったと思っています。我ながら経験値があがり、函館線なんて完全に玄人の乗り方でした。駒ケ岳を横目にハセガワストアの焼き鳥をほおばってクラシックで流し込む。森駅前の柴田商店でイカ飯を肴として調達して再びクラシック。飽きることはありません。

そして東京に帰ってきてからは「DLぐんま9fin.」に乗車しました。

窓のあいたノロッコ号は肌寒かったです。

2月の渡道から引き続き北の大地の入場券を収集していました。家に帰って実際に並べてみた結果がこちら。全80駅中52駅分。ちょっといびつな北海道が出来上がりました。

画質がきわめて悪いのはなぜだろう。謎。
26,サンライズ出雲(9/27)

家族旅行でサンライズに乗車。3人なので、サンライズツイン1室とシングル1室の布陣をとりました。

27,飯田線・九州など(10/31~11/6)

大学の学園祭期間で授業がないので、大学にこれっぽちも用のないぼっち大学生の私は「勝手秋休み」ととらえてさっさと東京を飛び出すことにしたのです。

以下の写真はきっぷを一通り買いそろえたあとに撮ったものです。大雨や遅れなどで半数以上は払い戻したり乗車変更をかけたりしています。「小倉→バルーンさが」で787系のグリーン個室に乗る予定だったんですけどね・・・。手数料なしで払い戻させてもらいました。

写真撮っておいてよかった。

 

飯田線秘境駅号は大雨の影響で豊橋着が22時10分となり、都合4時間14分遅れとなりました。JRとしてはちっともうれしくないと思いますが、接続の新幹線の特急券とともにありがたく払いもどしを受けておきました。

 

翌日新大阪から夜のさくら号で博多に向かっていたところ、なんと寝過ごしてしまい新鳥栖へ。さらに私の注意不足で、クレジットカード+乗車券類一式+学生証+多少の現金が入ったカードケース(名刺入れのような形状)を車内において来てしまい、八方ふさがりに。

キャッシュカードの暗証番号もわからず、使えるお金は手元にある現金とiPhoneに設定したVisaのタッチ決済、PayPayくらい。クレジットカードで決済した先述の急行券特急券を現金で戻してもらっていたのが幸いしました。

結局鹿児島中央駅から大学最寄りの郵便局まで局留めで送ってもらいました。中身は無事。気を付けたいと思います。

原券は回収されないだろうと思ってスキャンしないでおいたら、払い戻しの際に回収されました。なので画像は紛失再発行のものだけ。
28,草津(11/10~11)

私にしては珍しく1泊2日の小旅行。温泉旅行です。

宿泊したのはバスターミナルのすぐ裏手にある「民宿 山田荘」。お風呂はもちろん源泉かけ流し、ポットにはお湯、部屋にあるこたつの上にはお茶菓子。アクセスばっちりで完全におれ好みの旅館でした。

草津温泉駅E1。
29,「どこかにビューーン!」(11/17~18)

JRE BANKにも口座を開設し、JRE POINTがたまりにたまってきたので、「どこかにビューーン!」を使って郡山に行ってきました。郡山に行ってどうすんねんと最初は思いましたが、駅の近くのタイムズでヤリスクロスを借りて、会津藩校日新館や野口英世記念館などドライブしてきました。ヤリスクロス、快適ですね。運転しやすい。売れる理由がわかります。

往復の新幹線はeチケットですので紙のきっぷはありません。発券することもできた?

30,新潟(11/30~12/1)

私が好きな某Podcast番組のオフ会があるというので行ってきました。この記事に書くことはそんなにありませんが、現地集合・現地解散でした。

往路のとき号は全車指定の便を選択。300番台の定期列車と比べて混み方が全然違います。がらがらではありませんが、定期列車の指定席と比べたら快適なもんです。

現地解散ということは私がまっすぐ帰ってくるわけがありません。またしてもShu*Kura号に乗りに行きました。

31,新幹線回数券@静岡(12/12)

来たる3月末をもって利用できなくなる新幹線回数券をコレクションに加えておきたい、でも1冊丸々買うお金は持ち合わせていない。ということで金券ショップを頼って1枚購入。静岡まで行ってさわやかのハンバーグを食べようと画策しました。

結局日本平夢テラスや久能山東照宮、登呂遺跡に行っていたら時間がなくなってしまい、ハンバーグを食べることはできませんでした。

松田では界隈で有名な常備硬券を購入してふじさん号に乗って帰ってきました。

 

着駅を多摩センターにしたのはただの気まぐれです。

このきっぷを買う前、隣にある近畿日本ツーリストに行き、「静岡→小田急多摩センターのきっぷをください」と言いました。担当の方は電話で問い合わせてくれたのですが、結局発売できないということになり、すぐとなりにあるJTBに横滑り。一瞬で発券してくれ、力の差(?)を実感した次第です。下手にJRの出札に行くより丁寧で迅速で正確なのではないかという気がしています。

 

* * *

 

このあとはちおうじ3号やあかぎ81号などにちょろっと乗ったり、友人と鎌倉に行ったりはしましたが、年内の旅行は以上で終了です。いやあ長かった。

 

【記録の数々(特記なければ2024年分)】

・鉄道に費やした金額:¥695,690 + Suicaほか

・"経県値"(これまで通算):177点

uub.jp

・おおよその移動距離:32,000km

・利用した鉄道会社(計55社):JR北海道/東日本/東海/西日本/四国/九州、東武鉄道西武鉄道京成電鉄京王電鉄小田急電鉄東急電鉄京浜急行電鉄相模鉄道東京地下鉄名古屋鉄道近畿日本鉄道西日本鉄道札幌市交通局函館市交通局仙台市交通局東京都交通局福岡市交通局道南いさりび鉄道青い森鉄道IGRいわて銀河鉄道仙台空港鉄道会津鉄道北越急行えちごトキめき鉄道しなの鉄道上田電鉄富山地方鉄道関東鉄道鹿島臨海鉄道野岩鉄道、宇都宮ライトレール、秩父鉄道、首都圏新都市鉄道、東京臨海高速鉄道江ノ島電鉄伊豆箱根鉄道横浜高速鉄道大阪市高速電気軌道岡山電気軌道広島電鉄智頭急行一畑電車千葉都市モノレール東京モノレール埼玉新都市交通ゆりかもめ横浜シーサイドライン広島高速交通立山黒部貫光

・乗車した鉄道車両(JR):E657系E353系、E257系500番台、E653系、E257系2000番台、E257系5500番台、185系、261系、373系、259系、キハ110、E7系、785系、キハ261系0番台、キハ283系、789系0番台、733系、キハ261系1000番台、キハ48系くまげら、HB-E300系、285系、223系5000番台、N700AE5系、E8系、キハ48系風っこ、N700S、キハ100系、12系客車、キハ187系、289系、117系7000番台、HC85系、273系、683系、510系客車、N700系7000番台、キハ140系、787系383系

・乗車した有料列車(JR、自由席利用除く):ひたち7号、ひたち14号、あずさ26号、ふじさん3号、ふじさん4号、わかしお20号、新宿さざなみ1号、開運成田山初詣群馬号、おうめ1号、湘南11号、あずさ54号、あかぎ1号、湘南21号、踊り子11号、「185」、サフィール踊り子1号、ふじかわ7号(コ)、あずさ50号、きらきら足利イルミ、成田エクスプレス50号、雪のおいこっと(B)、はくたか624号、あずさ54号、すずらん7号、おおぞら1号、SL冬の湿原号、オホーツク4号、サロベツ1号、サロベツ2号、サロベツ4号、ライラック36号、エアポート121号、エアポート192号、北斗15号、リゾートしらかみ4号B、ひなび 釜石、はまゆり54号、とき342号、サンライズ瀬戸シングルデラックス、マリンライナー14号、スーパーはくと5号、こだま750号、はくたか535号、しらゆき3号、やまびこ220号、しおさい3号、鎌倉、成田エクスプレス23号、はちおうじ1号、ホームライナー沼津4号、さざなみ1号、つばさ177号、風っこ仙山線春風号、ひたち30号、かいじ99号、のぞみ212号、ふじさん4号、とき67号、SL高崎駅140年水上、あいづSATONO、HIGH RAIL2号B、SLばんえつ物語、とき342号、つばさ131号、海里 コンパートメント、柳都Shu*Kura、リゾートビューふるさと、ナイトビュー姨捨、あさま632号、あやめ祭、ときわ72号、かいじ23号、サンライズ瀬戸スーパーいなば3号、きのさき20号、銀河紀南クシェット・夜、南紀6号、谷川岳山開き、越乃Shu*Kura、こだま874号、やくも5号、サンライズ出雲シングル、アルプス、つるぎ33号+サンダーバード34号、ひかり520号、富良野・美瑛ノロッコ3号/6号、くしろ湿原ノロッコ号、おおぞら2号、ホームライナー1号、エアポート30号/40号、DLぐんま9fin.、踊り子12号、サンライズ出雲サツイン、信州2号、飯田線秘境駅号、しらさぎ9号、さくら571号、ふたつ星4047、36ぷらす3、新快速6号、しなの13号、あずさ54号、草津・四万3号、踊り子9号、ふじさん6号、鎌倉、とき67号、越乃Shu*Kuraはくたか574号、あかぎ81号、はちおうじ3号

・訪れた出札(JR、計92か所):渋谷駅西F2、品川駅MR924、佐久平駅E1、塩尻駅E1、小田原駅MR904、高田馬場駅F2、武蔵小杉駅F2、下館駅E1、富士宮駅-MR、東京駅MR902、小諸駅E1、目黒駅F1/F2、函館駅MR2大沼公園駅MR、品川駅F1/F4、登別駅MR、名寄駅MR、稚内駅MR、余市駅MR、長万部駅MR、苫小牧駅MR2音威子府駅MR、最上491、北仙台駅E、作並471、米沢駅E1、東京駅MR931、高松MN-4、岡山駅N5、新潟駅西E1/E2、気仙沼駅E1、中野駅F1、錦糸町駅E2、秋葉原駅電気F1、島田駅-MR、二宮駅F1、宇都宮駅F3/F5、武蔵浦和駅F1、三島駅MR008、松田駅MR001/MR002、日暮里駅F1、鶴見駅F1、会津若松駅柏崎駅E1、新宿駅F1、寒川駅F1、神城401、新潟駅東E1、東神奈川駅F1、松本駅E1、南小谷駅E1、渋谷駅FN1、鹿島田駅F1、城崎温泉駅F1、国分寺駅E2、吉祥寺駅E1、六日町E1、新橋駅F4、水戸駅-E1、北朝霞駅F1、境港駅F1、富山駅F12、木古内駅MR、八戸駅E1、南稚内駅MR、新夕張駅MR、知床斜里駅MR、手稲駅MR1、札幌駅MR1、室蘭駅MR、奥津軽いまべつMR、武雄温泉-VK、北千住駅F2、小倉駅F903、高槻駅N1、大阪駅N11、米原駅F1、上田駅E2、草津温泉駅E1、登戸駅F1、御殿場駅MR002、喜多方駅E、横浜駅F2、巻駅E1、鎌倉駅F1、沼津駅MR107、松戸駅F1

・訪れた出札(JR以外、計16か所):〇交宇都宮、〇JT東京MR924、〇大東大駒場F、〇HP羽田国際観F、〇え新井駅、〇交モール長町、〇交静岡店、〇交町田、〇交渋谷ヒカリエ、〇交新宿高島屋、〇KCヨドバシ横浜、〇JT新横浜MR7、〇交名古屋ユニモル、〇JT名古屋MR22、〇交池袋パルコ、〇交ラゾーナ川崎

※ 払い戻しや乗車変更の都合で記録のない出札あり

 

 

p.s.

数少ない読者の皆様、更新頻度が非常に落ちていますが、はてなブログから消え去ったわけではありません。大学3年生となる2025年も、ぼちぼち旅に出て、ぼちぼち更新していくつもりではありますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願いします。よいお年を。

【ライフハック】JRE BANK優待券が届いたから早速つかってみた

JR東日本はついに銀行にも手を出し始めました。そのくせしてはやぶさとこまちの連結面が外れたり架線が外れたりと問題を起こすので、本業のはずの鉄道事業がおろそかになっているんじゃないの、と言われてしまうんです。私もそう思いますが、今日はそういう話ではなく、JRE BANKに口座を持つ人のうち、一定条件を満たした人に配られる優待券を使ってみたというお話です。

 

各種ある優待のうち、1番目を引くのは運賃・料金4割引券でしょうか。基準日時点で口座の残高が50万円あれば3枚くれるというので、基準日の前後1日だけ残高の数字を増やすためだけに親から50万円借り、このほど見事3枚もらいました。

割引の内容は株主優待割引と同じですが、ひとつ制約があるのは「えきねっとで申し込めるもののみ申し込み可」というもの。ただでさえ使いにくい(制約の多い)えきねっとの中でしか使えないというのです。

ところが「その他取り扱いは旅客営業規則に準じます」との記載を見つけました。つまりJRE BANK優待は企画券などではなく、あくまでも普通乗車券(および料金券)。一旦ダミーのきっぷを購入して出札で乗変すりゃいいじゃないというわけです。10月15日から使えるというので実際にやってきました。

割引印字「東・優・4割53」は株主優待割引とまったく同じです。

左側がもとのダミーきっぷ。乗車券・料金券ともにダミーである必要はないので、料金券に合わせてダミーの乗車券を発券しました。

一通り手続きを終えたところで、「えきねっと上で一旦決済をしてMVで発券してからここ(出札口)へ持ってきたのですが、もしかしてえきねっと上で『駅でお支払い』を選択しておけば、乗変扱いにならずに済んだのですか」と伺ってみました。決済前であれば手数料の類もありませんし、「"購入"したきっぷを"変更"する」ことにはならないと考えたからです。

いただいた返答は「そんなことはない」でしたが、「窓口で優待券の画面を提示していただければ、可能な限り対応する」とのことで、どうやらえきねっとで扱えないきっぷであっても窓口では発券してくれるものと推察します。次回はえきねっとで予約せずにいきなり出札に掛け合ってみようと思います。

【旅館(?)レポ】ライダーハウス「みどり湯」のすゝめ

北海道&東日本パス2枚を使った14泊15日間の旅行の中で、稚内に2泊しました。泊まったのはライダーハウス「みどり湯」。ライダーさんの中では大変有名なライダーハウス(以下、ライハ)で、南稚内の駅から近いということもあって利用しました。

ライダーハウスは、バイク乗りや自転車乗りの方が利用する簡易宿泊所のようなもので、屋根だけ提供するから寝具は自前で用意してきてくださいというところもあれば、「みどり湯」のように寝具も置いてあるところもあります。

ライハはもともと法律上宿泊施設ではありませんでした。ところが2019年の消防法改正によって旅館やホテルと同じく宿泊施設としてみなすことになり、さしあたっては消防施設の更新が必要になったのです。その改修に費用がかかりすぎるということで、法改正を機に閉じてしまうライハが続出。国内に現存するライハは片手で数えるくらいになってしまいました。

しかし中にはライハとしての営業は終了しても、どうせならもうけを考えてゲストハウスにしたりユースホステルのような形に変えたりしたライハもあるんだとか。「みどり湯」も消防と大喧嘩しながら設備を改修したことで営業を続けられているのだそうです。いずれにせよ大変貴重なライハであることに変わりはありません。

 

この「みどり湯」の最大の特徴は21時から開催される"会合"でしょうか。

宿泊者は全員、21時に1階のリビングに集合しなければなりません。そこでは、おかみさんからの注意事項説明のあと、全員で記念写真を撮ります。その写真は「みどり湯」公式ブログに毎日アップされています。

そしてそのあとは明かりが消え、天井のミラーボールが点灯すると自己紹介タイムとなります。名前、住所、どんなバイクに乗ってどんな旅行をしているのかなどなど。各自が自由に軽く自己紹介をするのです。

1泊目の様子。しゃべっているところを撮っていただきました。

バイク乗りの方が8割ほどを占めますので、「私こういうバイクに乗っています」という部分は盛り上がります。小さいバイクに乗っていると「そんなバイクでここまで来たんだすげえ」という感嘆(?)の声もあがります。

「昨日敦賀から小樽まで来ました」「オレは大洗から苫小牧まで」などなど。いろんな方がいます。若い方から熟年の方、入院を控えた方やもちろん鉄道で来た方も。私は数日前に夜行の津軽海峡フェリーに徒歩で乗って北海道に渡ってきたのだと話しました。

そして自己紹介が一巡すると、全員で肩を組んで松山千春の「大空と大地の中で」を合唱して散会となります。

リビングではサンゴー缶のクラシックを1本350円で売っていますが、持ち込みの可否はわかりません。屋外で飲むのは近隣の方との約束で22時まで、消灯は23時厳守ですが、横の居酒屋は午前1時まで営業していますので、自己紹介タイムで盛り上がったあとそのまま流れていくことが可能です。このリビングにはコンセントがあり、各自持ち込んだたこ足をつないで夜の間にスマホを充電するのです。Wi-Fiもあります。

 

お隣の銭湯は2019年に改装し、1回490円。そのときに居酒屋もオープンし、オーナーさん曰く「稚内で最もビールにこだわっている」居酒屋だそうです。稚内市の中心は稚内駅ではなく南稚内駅の方ですよ。クラシックにアサヒはもちろん、日替わりで海外ビールも置いています。1日目はハイネケンやコロナ、2日目はカールスバーグやエールビール(名称失念)などなど。おつまみも充実しています。

トロサーモン丼850円。その他海鮮丼650円。やっっっっす。

宿泊料は1泊2,000円。人数把握のため電話はした方がいいと思われますが、飛び込み利用にもおそらく対応しています。夏休みの最繁忙期にはマックス53人が利用したとのことですが、どこをどう見渡しても53人が寝れるスペースなんてない気がします。無理やり寝るんでしょう。Googleマップのクチコミには「二度と行かん」というのも散見されますが、そういう人をターゲットにした場所ではありませんので、来なけりゃいいのです。私はハマりました。

 

で、鉄道利用者向けアドバイスをちょっと書いておきます。

当然ライダーさんは鉄道とは関係ありませんので、ライハは駅から遠くてもおかまいなし。ところが南稚内の駅から歩いて10分くらいという、鉄道利用者にとっても好立地なのも「みどり湯」の魅力です。近くにはセコマもあるので食べ物には困らないと思われます。

もうひとつ、消灯が23時ですので、稚内行き最終の特急サロベツ3号に乗ってはいけません。ようやく南稚内についてさあ宿だと思ってもチェックインできません。よって旭川13時35分のサロベツ1号、普通列車縛りであれば旭川12時33分発の325Dに乗るしかありません。まあ、勝手に寝て翌朝おかみさんに言えばなんとなる、ような気もしなくはありませんが、ご迷惑ですからさすがに控えるべきです。朝の早さは気にする必要はありません。南稚内駅の始発は5時25分発名寄行き4324Dですが、鉄道利用者よりライダーさんの方が早起きだからです。

今回「みどり湯」には2連泊したのですが、出発する日の朝、日付が変わるころまで飲んでいたせいで、5時25分発の名寄行き普通列車に乗り遅れました。名寄までサロベツで行かなきゃいけなくなったとき、昨晩ご一緒した方に事情を説明すると「名寄までバイクで送って行ってあげるよ」(ヘルメットがなかった)とか「え、特急券代くらい出してあげるよ」とか言われてしまいましたが、さすがに夜遅くまで飲んだ自分が悪いので受け取れませんでした。「みどり湯」はそんな人たちが集まってくる場所です。

みなさまどうかご安全に。

「みどり湯」公式ブログのリンクです。もちろんどこかに私も写っています。

blog.livedoor.jp

 

お会いした方々、ありがとうございました。

【情報求む】マルス内部の挙動がまじわからん

今日のツマミをさっそく投下。

「篠井線」の「篠」の字が間違っておるではないか。謎にきへんになっていますが、そこは見なかったことにするとして、海老名発長野行きの片道乗車券です。まずはご覧ください。

きっぷに記載する情報量が増えるにしたがって「85mm券→85mm券に手書きで追加→120mm券→120mm券に手書きで追加→出札補充券」と遷移していくと思うのですが、この境界がいまいちつかみ切れていません。

125mm券は75バイトまで、85mm券は49バイトまで対応しているとの情報を見て、私は以下のAとBの2プランを持って出札に赴きました。

 

A 「海老名(相模線)茅ケ崎(東海道線)大船(根岸線)横浜(東海道線)東神奈川(横浜線)八王子(八高線)拝島(青梅線)立川(中央東線)東京(新幹線)糸魚川(大糸線)松本(篠ノ井線)篠ノ井(信越線)長野」 → 85バイト

B 「海老名(相模線)茅ケ崎(東海道線)大船(根岸線)横浜(東海道線)東神奈川(横浜線)八王子(中央東線)東京(新幹線)糸魚川(大糸線)松本(篠ノ井線)篠ノ井(信越線)長野」 → 73バイト

 

事前の見立てだと、プランAだと経路オーバーでマルス券では発券できずに出札補充券になるだろう、そうなると発券に時間がかかって面倒なので、補充券になりますと言われたらプランBにして120mm券にしようと考えていました。

が、ご覧の通り120mm券に手書きで経路を追加することによりプランAを120mm券にて発券されました。マルスというやつは「東海道」を「東海」と略したり、露骨に経由を省略したりするのでいつどんなときにきっぷの長さと裏の色(磁気券の黒と補充券の白)が変わってくるのか謎です。

ただその場の気まぐれということはないはずなので、経路の組み合わせ次第といったところなのでしょうか。

この日はリゾートビューふるさと+ナイトビュー姨捨の2連投でした

おまけに出札補充券も経路が少ないものだと発券に1時間程度で済むのですが、長いと2週間ほどかかります。実際に以下の経路で乗車券を申し込んだところ、1時間程度で発行され、「あともう1経路多ければさらに時間がかかっているところでしたよ」と言われました。研究されている方向けに経路を記しておきます。

 

都区内(京葉線)蘇我(内房線)安房鴨川(外房線)大網(東金線)成東(総武線)西船橋(武蔵野線)南浦和(東北線)大宮(新幹線)越後湯沢(上越線)六日町(北越急行ほくほく線)十日町(飯山線)飯山(新幹線)佐久平(小海線)小淵沢(中央線)都区内

 

先日某駅出札のマルス端末の陰に置かれていた段ボール箱曰く、マルス券の製紙会社は三菱製紙のようです。以前王子製紙製と聞いたことがありましたが、変わったのでしょうか。そもそもガセだったのでしょうか。

紙の色が駅によって若干違って見えるのも謎です。左の小諸駅E1発行のものの方が紙の色が濃い気がします。あんまり売れないから色が変わってしまったとかですかね?ちなみに小諸駅しなの鉄道の管理ですので、JR東では「みどりの窓口はございません」と案内していますが、実際にはマルス端末があり、指定券の取り扱いも普通に行っています(訪問日時点)。

最後長野駅で無効印をもらおうとしたら、改札さんに下車印の多さを驚かれました。

団体旅客乗車票が昨年度限りで廃止されていたことに気づいた

家のきっぷコレクションからこんなものが出てきました。

団体旅客乗車票です。中学3年の関西方面の修学旅行では東京から新幹線に乗ることになっていまして、そのときに配布されたものです。

f:id:strings_travel:20240826095812j:image

これはなんなのか。

たとえば東京から京都に修学旅行に行くとします。添乗員や引率の先生方は東京駅から京都駅までの団体乗車券を持っていますが、生徒たちは集合場所である東京駅まで行くすべがありません。おまけに本来は「東京都区内→京都市内」の乗車券のはずですから、特定特市内分を補ってあげようというのがこの団体旅客乗車票の趣旨です。ちなみに東京の場合は山手線内用と都区内用の2種類あるようですが、私が持っているのは都区内用のもののみです。

ところが、2024年4月1日以降に出発する学生団体より廃止されたそうです。今後は東京駅などの集合場所へは各自が交通費を負担する必要があるとのことです。 

 

shugakuryoko.com(リンク切れはご容赦くださいな)

 

なぜ廃止されたのでしょうね。発行や配布に手間がかかる、修学旅行自体が減っている、といったところでしょうか。日本修学旅行協会が出している「データブック教育旅行年報2023」にこの辺のデータがいろいろ出ているっぽいです。国会図書館に行って閲覧してから記事にしようかとも思いましたがめんどくさいのでやめました。

集合場所までの交通費分儲かるから・・・と考えているならばこれまた利用者軽視の経営姿勢だ!!!と言わざるを得ない気がします。ただし記事公開日時点でJR西日本のFAQには「団体旅客乗車票を交付することもでき」るとの記載が残っていました。

faq-support.westjr.co.jp

 

* * *

 

ご無沙汰しております。8月最初の更新となりました。別に忙しかったわけではありません。大学生の夏休みなんて暇ですからね。

9月からは北海道&東日本パスを2冊買って、2週間ほど北海道に行ってきます。旅行中も適宜更新していこうかなあなんてぼんやり考えていたり考えなかったりしています。

【0泊4日国内旅行】夜行列車に怒涛の3連泊

国内の夜行列車もすっかり数を減らし、定期列車ではサンライズ瀬戸・出雲のみとなってしまいましたが、そんな中でも最近のJRは臨時の夜行列車をわずかながらにも出し始めました。それらを利用して夜行列車に連泊企画を打ち立てました。

1泊目

記念すべき(?)1泊目はサンライズです。姫路で降りることにしましたので個室寝台はもったいないと思って、ノビノビ座席にしました。

strings-travel.hatenablog.com

試しにMVで「姫路→岡山」のサンライズノビノビ座席の空席を照会したところ、なんと×の表示。なんだと、姫路から私の寝ていた席に人が乗ってくるというのか、と思って姫路で降りられるかひやひやしていましたが、大阪あたりで目が覚め、さらに姫路から乗ってくる人はいませんでした。よかったよかった。

そのまま姫新線智頭急行因美線を乗り継いで鳥取に行ってきました。

2泊目

2泊目は「WEST EXPRESS銀河」ぷらっとこだまを使って、京都までグリーン車で優雅にやってきた友人Tと京都で合流し、紀南コース下り夜行の2日目に乗ってきました。ガソリンを買い込んでフリースペースで乾杯。大阪を出たらほかの人に譲ろうと思っていましたが、なんと天王寺を出たらビンゴ大会をやるというのです。仕方なくそのまま居座っていました。

この日の昼間は鳥取にいましたので、鳥取土産の「因幡の白うさぎ」が肴になっています。

和歌山で1時間ほど停車。その間にこってこての和歌山ラーメンをいただきました。お酒のあとにシメに食べるラーメンの背徳感といったらたまりません。

こってりすぎて苦しそうに食べる友人T。

寝床はクシェット。友人Tと2人で上下でおさまりました。都内某駅で10時打ちしましたが、上下で空いていたのは最後の1区画だったようです。出札さんには感謝です。

クシェット。疲れていたせいか、思ったよりも快適に眠れました。

新宮行きですが、我々は紀伊勝浦で下車。那智の滝に行ってきました。

3泊目

ラストは谷川岳山開き」。上野を23時42分に出て、終点の土合には3時10分に着くという、3泊目にして最も過酷な座席夜行です。上野では発車の10分ほど前にドア扱い。NewDaysで朝食を買い込んで乗り込み、アイマスクをして入眠、かと思いきやここで検札という思わぬトラップがありました。

検札は前の車から来るだろうと思って、先頭の5号車のさらに前の方の席を押さえていましたので、比較的はやめに寝られるだろうと思っていましたが大間違い。なんと、うしろの車から来たのです。ぐっすり眠っていた私は車掌さんに起こされ、乗車券と特急券を提示。目は半分閉じていましたので、まったく覚えていませんが、山間部らしい走りをしていたので、新前橋を過ぎて上越線に入ってからだったのでしょう。

車内は半分以上が鉄道マニアですが、周りの人と車掌さんとのやり取りを盗み聞きしていると、上野からSuicaで入場してきたという猛者もいました。どうりで時間がかかるわけだ。土合でどうするおつもりなのでしょうね。

さらに驚いたことに、土合駅におそらく水上駅の駅長以下助役さんなど5〜10名ほどいらしていたのです。朝3時に、です。車掌さんも夜通し立ちっぱなしで検札。大変ご苦労様です。誰もいなくなった回送列車の車内でゆっくり休んでくれと言いたくなります。

午前3時。山奥の無人駅にこんなに人がいるなんて驚きです。

私は谷川岳ロープウェイに乗る気満々だったのですが、横にいる友人Tが歩きながら寝てしまうありさま。すれ違ったおばさんに「大丈夫!?!?!?」と言われてしまうほどで話にならなかったので、仕方なく始発の上り列車で引き返しました。

【きっぷについて】

乗車券を変な買い方をした方が安いことがわかりました。乗る順番通りに先に山陰を回るのではなく、紀伊半島をまわる方を組み込んだ方が180円ほど安かったのです。各列車の検札の車掌さんには苦笑いされましたけど。

姫路の下車代とWE銀河のオリジナル入鋏印を回収。

真ん中の「大阪市内→大阪市内」の乗車券をもって京都で途中下車しようとしたところ、穴をあけられてしまいました。あやうく無効印も押されるところでしたが、すかさず「途中下車です!!!」と突っ込んで事なきを得ました。穴をあけられた時点で得てないか。ちゃんと聞いてくれ、券面を見てくれ・・・と言いたくなります。

 

今回の鳥取県訪問をもって、私が訪れたことのない都道府県は沖縄県ただ1つとなりました。近いうちに行こうと思います。